知って得する!フレンチに合うワインの選び方

 

フレンチレストランへ行き、料理と一緒に必ずといっていいほど頼むのがワインですよね。ワインには赤ワインや白ワインだけではなく、多くの種類があります。さらにマナーもあり、ワインを頼むだけでも緊張してしまう方は珍しくありません。そこで今回は、フレンチに合うワインの種類や、お店の方に伝える方法についてご紹介します。

1.フレンチには赤ワイン?白ワイン?

ワインには主に赤ワインと白ワインの2種類あります。しかし、その種類は豊富で年代によっても味わいが違うのもワインの特徴です。フレンチに合うワインは、もちろん自分の好みの問題もありますが、それ以外に料理に合うワインを選ぶことが大切です。

ワインと料理の組み合わせを一般的に「マリアージュ」と表現します。マリアージュはフランス語で結婚を表し、ワインと料理はいわば結婚式を挙げる2人である必要があります。周りからうらやまれるほどの完璧な結婚もありますが、それとは別に不釣合いに見えるのに、組み合わせることで新たな魅力に気がつける結婚もあります。

料理と組み合わせることによって、より美味しく感じられるのがワインなのです。フレンチをより楽しむためにも、料理と相性の良いワインを見つけなければなりません。

 

1-1.肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインを

肉料理に赤ワイン、魚料理には白ワインを組み合わせることで美味しく食べられるといわれています。フレンチに行く前に、誰しもが一度は調べたことのあるこのフレーズ。どのワインを頼めばいいのか分からない場合は、無難にこのセオリーに従うのも悪くありません。

しかし、実はすべての料理にこのセオリーが当てはまるわけではありません。最近では肉料理といっても、たくさんの種類のフレンチ料理があります。厚切りの濃厚な肉料理には赤ワインがよく合いますが、薄切りのあっさりした肉料理には白ワインが合います。

さらに魚料理でも、赤ワインをソースとして利用したものや、海の香りを強く感じる魚料理であれば、白ワインよりも赤ワインの方が合うでしょう。さらに、赤ワインも重いものより軽いものが良く合います。

 

1-2.迷ったらソムリエに頼もう

フレンチコースのメイン料理がどのような料理か分からない場合や、ワインをすぐに決められない場合は、ソムリエに頼ることで料理に合うワインを提供してもらうことができます。実は日本は世界一のソムリエ大国といわれています。

ソムリエになるためにはソムリエの資格が必要ですが、この保有数は世界で1位とされています。日本のソムリエは腕もよく、知識が豊富なためせっかくならソムリエに相談して決めてもらいましょう。

ソムリエに相談する際に一番簡単な方法は、予算を伝えたうえで料理に合うワインをお願いすることです。それだけで予算内で美味しく味わえるワインを選んでもらうことができます。しかし、デートや会社での接待では予算について口に出せない場合もありますよね。

そんなときは、ワインリストを広げて価格帯を指差しましょう。「このあたりでオススメを教えてください」とお願いすれば、相手に気づかれずに最適な1本を選んでもらえますよ。

 

2.フレンチに合うワイン①

フレンチに合うワインのひとつめは、赤ワインに使用される「カベルネ・ソーヴィニヨン」という品種を使用したワインです。赤ワインに使われる黒ブドウの中で最も有名な品種です。ブドウの渋みのもとである「タンニン」を、しっかり味わうことができるブドウです。

酸味が強く、重厚な味わいを楽しむことができ、香りもカシスのような力強さを感じることができます。さらにミントのような清涼感を感じるワインであり、香りも一緒に楽しむことができます。

カベルネを使用したワインは、世界中のどの国で生産されたものであっても品質が高いことで有名です。赤ワインで悩んだ際は、カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインのなかでオススメをソムリエに聞いてみましょう。

 

3.フレンチに合うワイン②

ふたつめのワインは「メルロー」です。この品種も世界中で広く栽培されているブドウです。ブラックチェリーを彷彿とさせる香り高いブドウで、酸味も少なく渋みも比較的やわらかな味わいとなっています。

清涼感を感じるフレーバーも少ないため、まろやかで赤ワイン初心者でもチャレンジしやすいワインとなります。中でもマプ・メルローは、酸味や香りなどバランスの良い味わいで飲みやすい赤ワインです。和の食卓にも合うとされ、魚料理にもオススメです。

 

4.フレンチに合うワイン③

みっつめのワインは白ワインで有名な「シャルドネ」です。シャルドネを使用したワインは、栽培する土地の味を感じることができます。世界中で栽培されており、味わいが変幻自在で、自分好みのシャルドネを見つけるのも醍醐味になります。

「白ワインの女王」とも呼ばれるシャルドネは、温暖の地で生産されるとパイナップルなど、完熟した果実の風味を感じることができます。寒冷の地で生産されたシャルドネは、ハーブのような清涼感にレモンのようなスッキリとした味わいのワインになります。

さらに樽で醗酵・熟成させることによってナッツやバターのような香りが生まれ、熟成度によっても香りは複雑に変化します。どの地域のどの年代に生産されたワインかによっても、味がまったく違うため、ソムリエに頼むことでソムリエの腕を感じられるでしょう。

 

5.まとめ

フレンチに欠かせないワインは、料理と合わせることによって、さらにフレンチの味を引き立たせることができます。ワインの力で最大限にフレンチを楽しむためには、ワインについても学ばなければなりません。

初心者でも安心してワインを頼むには、まずはソムリエに相談することが大切です。世界一のソムリエ大国である日本だからこそ、フレンチに合ったワイン選びを安心して任せることができます。

自分好みのワインの味とともに、料理にもマッチした最高のマリアージュを見つけましょう。「フランス厨房ノエル」では、愛知県で気軽に楽しめるカジュアルフレンチを経営しています。子ども連れでも安心して入ることができ、無農薬の自家菜園野菜で美味しいフレンチを楽しめます。

さらに「フランス厨房ノエル」では、ワインのフルコースなどといったワインを楽しむコースもご用意しています。ぜひ一度ノエルでフレンチを楽しみにお越しください。