フレンチの魚料理の特徴とは?料理にピッタリのワインも紹介します

フレンチの魚料理の特徴とは?料理にピッタリのワインも紹介します

 

フレンチのメインディッシュとして、
肉料理をイメージする方は多いのではないでしょうか。

しかしフレンチでは、魚のメイン料理も数多く存在しています。

また温かい鍋料理もあるので、魚料理にも挑戦してみてはいかがでしょうか。

魚の旨味と香りを楽しめる料理がたくさんあります。

フレンチの魚料理の特徴
フレンチの魚料理は多種多様にわたります。特徴としては、焼きから鍋まで料理法が幅広いこと、味をしっかりつけることが挙げられます。焼き方にもさまざまな方法があり、料理のジャンルとしてしっかりと確立されています。いろんな料理を試して自分の食べたい魚料理を見つけましょう。

2.フレンチの魚料理①
ここからはフレンチの魚料理をいくつか紹介していきます。まずはムニエルです。ムニエルは日本でもおなじみの調理法です。しかし、くわしい調理方法などをわからずに使っていることも多いことでしょう。そこでムニエルについてくわしく解説していきます。

2-1.フレンチの魚料理の定番「ムニエル」
前述の通りムニエルは、日本の魚料理でも定番となったフレンチ料理です。そもそもムニエルという言葉には粉屋または粉製造業者という意味があります。ムニエルは鮭やカレイ、舌平目などの切り身を使い、塩や胡椒で表面に味をつけて小麦粉をまぶし、バターで焼いた料理です。盛り付け後にパセリやレモンを添えることもあります。

味わいはカリッとした食感とジューシーさのなかに、素材本来の香りや旨味を感じられます。肉や野菜を同じ方法で調理することがありますが、ムニエルはあくまで魚料理に限定した呼び方です。鮭やカレイ、舌平目がムニエルの定番ですが、タラやアジなど、白身魚やクセのない魚であれば他の魚でも調理できます。家庭でも自由な発想で手軽に作ることができるので、皆さんもオリジナルのムニエルを作ってみてください。

2-2.ムニエルに合うワイン
ムニエルに合うワインとしては、白ワインやシャンパンなどがあります。コクのある白ワインは素材の味を引き出します。さらに、ムニエルもワインを引き立てるので相性バッチリです。

3.フレンチの魚料理②
次にブイヤベースについて解説します。ブイヤベースとは、地元の魚介類を香味野菜で煮込むフランスの寄せ鍋です。地中海沿岸の代表的な海鮮料理です。原型として、漁師が販売できない魚を自分たちで消費するために鍋で塩煮をした料理を作ったのが始まりです。ちなみに似た料理でアクアパッツァがありますが、アクアパッツァはイタリアン料理です。

3-1.寒いときにあったかスープ「ブイヤベース」
ブイヤベースは多くのレストランで名物料理として提供されています。味や見た目にも工夫がほどこされ、さまざまな形でサーブされています。また、ブイヤベースは、タイのトムヤムクンや中国のフカヒレスープと並ぶ、世界三大スープのひとつです。現在ではここにロシアのボルシチも入れて、四大スープと呼ぶこともあります。

具体的にブイヤベースはどう作るかと言うと、オリーブオイルで香味野菜を炒めた後に、魚や魚介類を入れます。次にトマトやじゃがいもなどの野菜、ニンニク、塩コショウ、白ワインなどの調味料を入れ煮込みます。最後にサフランやローズマリーといったハーブ類で風味を付け、海鮮風味の濃厚なスープが出来上がります。

ただし、前述の通りさまざまなタイプのブイヤベースが各料理店によって供されているので、興味のある方はぜひ一度、ブイヤベースめぐりで各レストランの食べ比べをしてみてください。

3-2.ブイヤベースに合うワイン
ブイヤベースに合うワインとして、冷やした白ワインやロゼがあげられます。地中海産のワインと合わせると、地中海気分をより味わえるのでオススメです。また赤ワインにもブイヤベースと相性バッチリのワインもあります。ピノノワールや赤のミディアムボディワインを選ぶとよいでしょう。

4.フレンチの魚料理③
フレンチの魚料理三つ目はポワレです。日本ではあまり聞かない料理名ですがフレンチのなかではメジャーな料理です。

4-1.香ばしい味わいの「ポワレ」
ポワレはフランス語でフライパンを表すポワールを語源としています。本来の作り方は底の深い鍋に専用の出汁を入れ、蓋をして肉塊を蒸し焼きにする調理法とされていました。現在ではフライパンに油をしき、具材の表面をカリッと香ばしく、中はソフトに焼き上げる調理法をポワレとすることが多いです。

一般的にステーキや、焼いた魚をスープに浮かせたものでもポワレをしていればポワレです。ポワレをするというのは、フライパンで油を使い、香ばしく焼き上げる調理技法です。蓋をして蒸し焼きにする他、アロゼと呼ばれる、焼いている時に食材から出てきた油やオリーブオイル、バターを使い、焼きながら食材にスプーンで油をかける方法もあります。アロゼを使うことで、皮目がパリッと香ばしく仕上がります。

焼いた後はソースをかけたりスープに浮かせたりして仕上げます。もともと肉料理で用いられた方法ですが、魚の料理に使われることも多いです。ソースや付け合わせとのレシピのバリエーションは無限大で腕の見せどころになります。

4-2.ポワレに合うワイン
金目鯛のポワレに合うのは赤ワインです。しっかりとした味が楽しめる金目鯛のポワレは、ミディアムボディのピノノワールワインと相性抜群です。白身魚のポワレは白ワインと全般的に相性がよく、特に辛口をキリッと冷やすとよいでしょう。

まとめ

フレンチの魚料理の特徴とは?料理にピッタリのワインも紹介します

 

フランス料理にはさまざまな魚料理があります。

どれも独創的で味もしっかりしとしたものなので、
たまにはお肉ではなく、魚のフレンチも楽しんでみてはいかがでしょうか。

フランス工房ノエルでは、本格フレンチをカジュアルなスタイルで楽しめます。

料理にピッタリのワインも揃えているのでぜひ一度お越しください。